top of page

上映会まであと1週間!

“Pusong Bato”で描かれる70年代ファッションにも注目!自らが映画の中の70年代から飛び出て来たようなキュートなマルティカ監督。来年のシネマラヤ2018では長編デビューもきまっています。

Pusong bato の中で若き頃のヒロイン・シンタの生きる時代としてえがかれる70年代は、悪名高いマルコス時代の真っ最中です。東洋の真珠とうたわれた美貌のファーストレディー・イメルダ・マルコス夫人は、マラカニアン宮殿で贅沢の限りを尽くしていました。亡命後にマラカニアン宮殿(フィリピンの大統領官邸)にはるイメルダの1060足の靴、15着のミンク・コート、508着のガウン、888個のハンドバッグが残されていたといわれています。

任期が進むにつれ、強硬政治を推し進めて行ったマルコスは、とうとう戒厳令(マーシャルロー)を宣言し、独裁政治が始まりました。

しかし、贅の限りを尽くしたイメルダにもCCP(フィリピン文化センター)の建設や、バレエ、オペラ、映画などの文化を促進させたというプラスの面もあるのです。現在の映画第3黄金期、イメルダが促進した映画・文化活動の影響があることは間違いありません。その第3黄金期のなかで活動する若き映画監督たちが、マルコスとドゥテルテ現大統領を重ね合わせ、反発しているのはとても皮肉だと感じられます。

Pusong Bato -マルティカ監督


特集記事
後でもう一度お試しください
記事が公開されると、ここに表示されます。
最新記事
アーカイブ
タグから検索
まだタグはありません。
ソーシャルメディア
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page