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立ち去った女(Woman who left)

  • Aiko Nagai
  • 2017年12月4日
  • 読了時間: 1分

世界を唸らす鬼才ラヴ・ディアスの最新作。ベネチア国際映画祭金獅子賞受賞作品。 かつて小学校の教師だったホラシアは、身に覚えのない罪で投獄され、30年の歳月を刑務所で過ごしてきた。ある日、同じ受刑者でホラシアの親友・ペトラが思いがけない告白をする。ホラシアが犯人とされた殺人事件の真犯人はペトラ、そして彼女に殺人を指示し、ホラシアに罪を着せた黒幕は、ホラシアのかつての恋人・ロドリゴだというのだ。ペトラは罪を告白後、自殺した。 釈放されたホラシアは家に戻るが、一家は離散し息子は行方不明、夫はすでに亡くなっていた。家族を失い、人生を壊されたホラシアは、自分を陥れた男ロドリゴを追って復讐の旅に出る。そして彼女の前に現れる、バロット(アヒルの卵)売りの貧しい男、物乞いの女、心と身体に傷を抱える謎の「女」―。 ( HPより)

前作の「いたましき謎への子守唄」よりもテーマをより明確に力強く描いた今作はディアスが描き続ける「何事も絶え間なく繰り返し、それでも立ち向かっていかなければいけない」ということを訴えている。

作品の長さで知られるディアスだが、今作は4時間弱と彼の作品にしては「短編」であり、ディアス入門編としては入りやすく、心をつかまれやすい作品になっている。


 
 
 
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